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「できません」にプラスする。 上手な仕事の断り方

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こんにちは!WAWAワーク編集部のマルオです。

日々の仕事に忙殺されて・・・さらに頼まれた仕事も山積みに・・・。
そんなことはないですか?

そんな状況になっても、断れずに、つい仕事を抱え込んでしまう方は多いですよね。
もちろん、全て片付けられればいいのですが、そうでない場合は結局周囲に迷惑をかけてしまうということもあります。

上手な仕事の断り方というものを、一度考えてみてはどうでしょうか。
文:WAWAワーク編集部マルオ

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断り方がうまい人には、次の仕事が必ずくる

私には、フリーランスの知人が多いのですが、彼らは凄いと感心します。
10年、20年と独立独歩で生計を立てている人に共通していることですが、仕事の断り方がうまいんです。
断られても角が立たないばかりか、「じゃあ次は絶対この人を押さえてやるぞ」という気にさせられるから不思議です。

あるベテランカメラマンが、
「断り方は本当に大事。うまく断れば次の仕事が必ずくるけど、ヘタな断り方をすると二度とオファーがないことも・・・。断り方がヘタな人は10年後に残っていないです」と話してくれました。
他に代わりがいるというシビアな世界だからこそ身に付くスキルだそうです。

なぜ断れないのか?

仕事を断れない人の心理として、

(1)常に期待以上であろうとする
(2)断ると嫌われると感じる
(3)極端な「0か100か思考」に陥っている

が挙げられます。

「0か100か思考」とは、中間の着地点を見出だせない考え方のこと。
回答が二択なので、仕事を受けるか断るか、どちらかしかないと思い込んでしまうのです。

うまく断るには、「断りメソッド」がある!

仕事を断っても、上手に断るのであれば、あなたの価値はまったく下がりません。
むしろ、上がります。仕事は断ってもいいものです。ただし、きちんと断ることです。
ただ「できません」は最もダメな断り方。
上手な断り方とは、下の流れで伝えることです。
(1)感謝
(2)理由
(3)断る
(4)提案

この流れをセットにして断ると、相手の感情を害さず、自分の価値を下げずに断ることができます。

1 まずはオファーへの感謝

まず自分に仕事が回ってくることに感謝しましょう。
「詳しく聞いてみたい話なのですが」「やってみたいとは思うのですが」など、興味を示すことが必要です。

2 きちんと理由を伝える

「私のスキルではお受けするとかえって迷惑をかけるかもしれません」
「○○の仕事に影響が出てしまうかもしれません」
「○○を優先したいと考えているので」など、具体性のある理由を伝えましょう。
きちんと、自分の言葉で考えを伝えることが大事です。

3 きっぱり断り、謝罪をプラスする

最初は「考えてみます」「いったんお話だけお伺いします」など、回答を先延ばしにする方法をとって、検討だけはしてくれたという好印象を残す方法もあります。

ただし、断る時はきっぱり断らなければいけません。
あいまいな態度で引き延ばすことは、依頼していただいた方の期待に応えているとは言えません。
「……ですので、お受けできません。
ご期待に沿えず申し訳ありません」と伝えます。

4 代わりに自分にできることを提案する

「○日までならできるのですが」
「○○の期日を遅らせることで調整すればできます」
「Aはできませんが、Bならお手伝いできます」のように、代替案を出すこともします。
そうすることで、埋め合わせをしたい気持ち、本当は断りたくない気持ち、誠意を表現できます。

ポイントは最初と最後!

何も考えずに謝ると、「すみません、できません。○○だからです。すみません」という流れになりがちです。
謝罪で言い訳をサンドイッチするので、マイナスな印象が強く残ります。
断りメソッドのポイントは、取り組みたい気持ち、譲歩する姿勢と、前向きな言葉で言い訳を包みます。
すると、相手に悪感情が芽生えにくいのです。

仕事を断るというのは罪悪感を感じるものですが、本当に相手のことや仕事のことを考えれば、案外「これ、私やっていいのかな…もしかしたら逆に迷惑になるかも…」と考えるようになります。

ということで、この投稿が、仕事の取り組み方を見直すきっかけになればいいな、と思っています。

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