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リモートワークとは?メリットとデメリットを簡単にご説明

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政府主導の働き方改革によって労働に関する常識が少しづつ変化してきている中、場所にとらわれない働き方として「リモートワーク」が注目されています。

本日は、リモートワークについてどのようなものか知っておきたいというあなたのために、メリットデメリットをあわせてご説明いたします。

記事:原川


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▼この記事の目次


リモートワークとは

リモートワークとは、遠隔(リモート)で働く(ワーク)こと。 オフィスに通勤しなくても、それ以外の場所で仕事を行うスタイルを指します。

従業員が職場にあるシステムに接続されたコンピュータを使用しながら、出社しないで働く方法です。

リモートワークはその形態から4種類に分類されています。

ハイブリッド・リモートワーク

ハイブリッド・リモートワークとは、正規雇用として企業に所属しながら、一週間のうちオフィスで働く日とオフィス外で働く日が混じっている状態です。
オフィス外勤務は週に1日や2日という企業は多いです。

フルタイム・リモートワーク

フルタイム・リモートワークとは、正規雇用として企業に所属しながら、勤務時間のすべてをオフィス外で働くスタイルです。

オフィスを原則として利用しません。

リモート・アウトソース

リモート・アウトソースとは、社外の人間が、契約した勤務時間のすべてをオフィス外で仕事を進めるスタイルです。
フリーランスのプログラマーと契約し、プログラマーの自宅などで作業をしてもらうといったようなスタイルがこのリモート・アウトソースです。

テンポラリー・リモートワーク

テンポラリー・リモートワークとは、オンラインミーティングのような一時的な業務を遠隔で行うスタイルです。
短い時間のみ一時的に遠隔で業務を行いますので、正規雇用者ではありません。

リモートワークのメリット

では次に、リモートワークのメリットについて、導入する企業側と利用する労働者側との立場からお伝えいたします。

リモートワークを導入する企業側のメリット

リモートワークを導入する企業側のメリットは大きくつぎの3つです。

・経費の削減
・業務の生産性向上
・優秀な人材の採用

まずはリモートワークにより従業員の出社回数が減るので、オフィスで準備するべき備品や光熱費などの経費が減ります。
出社のための交通費も削減できるでしょう。

次にリモートワークにより在宅で仕事をすることは、不要な会議や電話対応などから解放され仕事に集中できるので、業務の生産性向上が期待できます。

そしてリモートワークによる働き方は、勤務地を考慮する必要がなくなるため、地理的に限定されることなく広く優秀な人材を求めることが可能です。
また優秀であっても、家庭の事情などから外に働きに出ることができないといった人材の確保にもつながります。

リモートワークを利用する労働者側のメリット

リモートワークを利用する労働者側のメリットは大きく次の3つです。

・通勤にかかる時間やストレスの削減
・ワークライフバランスが整う
・仕事に集中できる

リモートワークでの働き方は、通勤の往復時間と労力を短縮させます。
ぎゅうぎゅう詰めの電車に乗ることのストレスから解放されるだけではなく、人混みの中での出勤がなくなることで、風邪やインフルエンザなどに感染するリスクを減らすことにもなります。
通勤にかかる時間を他のことに充てることができるのもメリットです。

また、通勤にかかっていた時間を趣味に充てるなどプライベートに費やす時間が増えるということは、ワークライフバランスが整えられることにもなります。
リモートワークという働い方を通じて、自分のライフスタイルに合わせた働き方を実践することも可能です。

自宅で働いていれば、少しの時間と手間で用事を済ますことができるようになるので、子供の病気や年老いた両親の介護など、無理なく両立させることが可能でしょう。

そしてリモートワークにより在宅で仕事をすることは、業務の生産性向上でも書きましたとおり、不要な会議や電話対応などから解放され仕事に集中できるというメリットがあります。

リモートワークのデメリット

リモートワークのメリットについてお伝えいたしましたが、もちろんデメリットもあります。

リモートワークを導入する企業側のデメリット

・環境整備が必要
・勤怠管理が難しい
・成果をつかみづらい

まずは環境整備が必要です。
メリットに経費の削減をあげましたが、リモートワークを導入するために費用がかかるものもあります。
リモートワークは基本的にネットワーク技術を利用したITシステムで実現されるため導入と構築にお金がかかるのです。
また使い続けるためには運用・保守の費用も必要です。
情報漏洩などセキュリティ面でも考慮する必要があり、そのための費用も含めて考慮しなければなりません。

リモートワークで働く従業員はオフィスに出社してくるわけではないので、始業・終業をタイムカードで管理したり、目で確認したりできません。

個人やチームとして任されているプロジェクトの進捗状況を把握するのが難しい面もあります。
るもーとワークでは、勤務態度の把握や勤務時間の管理を正確に行うことが難しいため、評価の基準は提出された成果物から判断するしかありません。

リモートワークを利用する労働者側のデメリット

・コミュニケーションがとりにくい
・独自で判断をする必要がある
・出費がかさむ
・評価されにくい

リモートワークで仕事をしていると、オフィスでの勤務スタイルのように同僚とおしゃべりをしたり、ランチを食べたり、仕事の後にご飯や飲みに行くという機会が減ります。
そうした時間はストレス発散になったり、仕事のアイデアやモチベーションにつながることにもなっているはずです。
コミュニケーションがとりにくい状態はデメリットといえるでしょう。

また、在宅で仕事をしていることで、気軽に上司や周囲の人間に相談したり助言をもらったりといった機会も減ります。
そのため自分ひとりで判断する機会が増えることになり、それがストレスと感じることになるかもしれません。

自宅で仕事をすることで、これまでオフィス持ちだった電気代や光熱費がかさむようになります。

評価の仕組みについてもデメリットと感じる人が多くいることも事実です。
オフィス勤務では、普段の仕事ぶりを上司や同僚が見てくれているものです。
多少成果が悪くても、普段の仕事ぶりからも評価してもらえるため、真摯に取り組むことでその頑張りを評価してもらうことができます。
取り組みの評価だけではなく、良かったところ悪かったところのフィードバックも望めるのではないでしょうか。
何が悪かったのか、どうすれば良かったのかを一緒に考えてもらうこともできます。
しかし、リモートワークではそうなりません。
どんなに苦労しながら仕事を進めていたとしても、その姿は上司に伝わりにくく、成果主義になりがちです。

さいごに

今回は、リモートワークについてメリットデメリットをお伝えいたしました。

働き方改革の普及と人材確保の観点から、リモートワークを導入する企業は急速に増えています。
また、パンデミックなど緊急事態に備え導入を検討している企業も多いと思います。

リモートワークを取り入れると何が変わるのか。
どんなメリットがあり、デメリットがあるのか。
その観点から、自社へのリモートワークの導入を考えてみてもよいのではないでしょうか。

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